決   勝

浜甲タイガース 7対4 川西少年野球クラブ


浜甲タイガースが鮮やかな先制攻撃で3点を先取。川西少年野球クラブの先発平野君の速球を各バッターが狙い打った。2回3回にも渡我部君のホームランなどで追加点を奪い優位に進めた。
川西少年野球クラブもキャプテン星崎君のホームランで勢いをつけ、ランナーを3塁に進めるとうまいバッティングで3塁ランナーを迎え入れた。4回までに2点差まで追い上げたが、浜甲タイガースの軟投派、松岡君が打たせて取るピッチングに応えるように外野の守備位置取りが素晴らしく、痛烈な当たりが正面をついた。内野も長打性の当たりを横っ飛びで抑えると素晴らしい投球を見せた。この好試合にけりをつけたのはやはり、超大物、安達君の度肝をぬく右中間のエンタイトル2ベースだった。投手としても長身を生かした角度のあるボールを投げるが、打者としての遠くへ飛ばす力は素晴らしいの一言に尽きる。松岡君も3回戦で完封を記録したが、スローボールのコントロールの良さと、時々投げる速球のコンビネーションが良く、バックの好守備と相まって完封もうなづけました。両チームとも臨時の応援団が加わり、グランド外でも少年達の熱気が伝わってきました。優勝した浜甲タイガースはスタッフと父兄が一体となってこの優勝を祝い、選手たちは友情応援の飾磨・インパルスに感謝のお礼の挨拶を交わしました。また敗れた川西少年野球クラブも父兄の熱心な応援とともに、太鼓に合わせて懸命に応援してくれた多田東少年野球クラブの選手たちと握手を交わすと、キャプテンはじめ多くの選手が感動の涙を流しました。長い間少年野球を見てきましたが、こんなフィナーレは初めてでした。